NPC

聖杯戦争を円滑に進めるために作られた仮想生命。
それぞれ決められた役割[ロール]があり、そこから逸脱する事はできないが、役割が決まっているとはいえ独自の思考、人格が備わっている。
NPCが生命としてリアルでなければ、NPCと接触するマスターたちの反応がリアルにならない。
そう算出したムーンセルによって、NPCたちには人工知能が与えられた。
ただし彼らの『人格』は一度きりのものであり、また、設定された人生観から逸脱する事はできない。
NPCは聖杯戦争が終わればムーンセルに経験を没収され、身体・性能・人格を含めたすべてをリセットされ、次の聖杯戦争用の『装置』として再チューニングされる。
そんなNPCたちにとってマスターたちは羨望の対象であり、また、嫌悪の対象でもある。
人間の不合理性に振り回され、道具のように消費されていく自分たちの在り方に不満を訴えるNPCも少なくはないからだ。
命を与えられながらも、その命を否定されるもの。
今そこに『有る』が、今そこに『無い』もの。
そんな彼らの不満は欝積し、一つの都市伝説を作った。輪廻転生とも呼べるメモリの使い回しの末、高い人間性───魂を獲得したものは上級AIに昇格させてもらえるという。
無論、そんな未来はない。
仮にそんな事態が起きたとしても、ムーンセルにとってそれは意味のないバグなのだから。

Fate/EXTRA Material: Fate/EXTRA用語辞典
§

かつて、聖杯戦争を円滑に進めるために作られた仮想生命。
それぞれ決められた役割[ロール]があり、そこから逸脱する事はできないが、役割が決まっているとはいえ独自の思考、人格が備わっている。
NPCが生命としてリアルでなければ、NPCと接触するマスターたちの反応がリアルにならない。
そう算出したムーンセルによって、NPCたちには人工知能が与えられた。
ただし彼らの『人格』は一度きりのものであり、また、設定された人生観から逸脱する事はできない。
NPCは聖杯戦争が終わればムーンセルに経験を没収され、身体 性能 人格を含めたすべてをリセットされ、次の聖杯戦争用の『装置』として再チューニングされていた。
新SE.RA.PHになってからはそれぞれの生命体を認められ、役割はあるものの『マスターたちの戦いがおわったから全員廃棄処分』という一大リセットがなくなったため、みな目がキラキラしている。
中には上昇志向のNPCもおり、人間性をもっと獲得してAIに昇格しよう、という者もいる。
新ロ—マや千年京でNPCたちがこぞって商売を始めたのも、商魂に目覚めたからではなく、夢を叶える為にリソースを集めているのだ。
そして、そんな彼らから容赦なく税金を搾り取るアクダイカーン タマモちゃんなのであった。

Fate/EXTELLA material: Fate EXTELLA用語辞典