ハイネ・イスタリ

剥離城アドラの招待客のひとり。
属性は火と水の二重。魔術の特性は流転。
人間の魔術師としては、最強クラスの戦闘力の持ち主。高潔なる『騎士』。
なお、角川文庫版では補足してあるが、女王閣下に騎士の称号を授かったわけではありませんからの一言は、さらっと女王を閣下呼ばわりすることで、「たかが俗世の王族に陛下なんて最大の尊称は使いませんよ」と魔術師らしいアピールをしたものであった。とにかく隙のない、フランス帰りかつ聖堂教会気質。
そんな彼が剥離城アドラでああなったのは、ひとえに相手が悪かったとしか言えない。タイプムーンあるある相性問題である。
死の間際までロザリンドを気にかけていた彼は、清玄に望みを託していた。結果からすれば、清玄こそが剥離城アドラの真犯人だったのだが……それでも、騎士の願いが裏切られることはなかった。

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