日比乃ひびき(ひびの・)

16歳の高校一年生。喫茶店「アーネンエルベ」のアルバイト店員。誰にでも明るく元気に接する姿が老若男女問わず人気な看板娘の一人。とにかく人懐っこい子犬のような性格で、この娘を置いておくだけで周囲の雰囲気が和んだという研究報告がある。時おり突拍子も無い言動や行動を取るなどトラブルメイカーの素質も十分だが、本人にはまったく自覚がない。料理が得意で店ではキッチンを担当している一方、後片付けが致命的に苦手という弱点もあり、閉店後の厨房は魔境という噂。
視えない物が視えるなど人とは少し違った一面を覗かせる。本人なりにそれを知られぬよう振舞っているようで、何やら秘密を抱えている模様。でも今はまだどうでもいい話だったりする。
ひびきの家には千鍵もまだお邪魔した事がなく、何かと謎が多い。古ぼけた洋館に祖父と二人暮らしという話なのだが、その祖父もぶらりと旅に出たまま戻ってきていないのだとか。後片付けが苦手なひびきの一人暮らし故に、内部が腐界と化していてもおかしくないと事情通の友人は語る。

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ひびちか完全攻略本: まほうつかいの箱小事典