原理血戒

イデアブラッド。祖を祖たらしめている血液の質であり、魂に刻まれた大本の戒め。その血を巡らせるだけで惑星の物理法則を塗り替える特異点。
この血を継承した死徒は、どんな階梯であろうと祖に成り上がる事となり、アルクェイドはこれを『王冠』と例えていた。
反面、原理血戒を動かすには千年クラスの土台が必要となり、数百年活動した程度の死徒が継承してもその呪いで潰されてしまう。本来であればヴローヴに耐えられる物ではなかったが、ある死徒から施された術式とその相手に対する復讐心により、彼の正気は最後まで残される事となった。

月姫マテリアルI: 『月姫』作品用語集