吸血衝動

真祖、死徒が持つ行動原理。
真祖のそれは病であり、死徒のそれは生存手段である。人間から死徒になったものは、それが人間でいうところの愛情表現に近いのだと論じている。

MB Act Cadenza PS2 解説ブック: 月姫用語辞典
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神の如き種族である真祖も、誕生の際にはひとつの欠点を抱えて生まれてくる。生命活動には必要ないにも関わらず、知的生命体の情報を摂取したいという原始的な欲求から『人間の血』を求める----それが吸血衝動と呼ばれる種としての本能であった。
快楽に溺れるまま血を吸い続けた真祖は、やがて強力な吸血鬼となって世界の汚染を始める。獣への墜落である。
その醜悪な末路を防ぐため、彼らはその強大な異能を吸血衝動の抑制に使用している。
いずれ衝動を抑え切れなくなると悟った時に、真祖は自ら永眠を選ぶ。それが本来寿命のない彼らにとっての寿命であり、永き旅の終わりである。

月姫マテリアルI: 『月姫』作品用語集