時任次郎坊清玄

剥離城アドラに招かれた魔術師のひとり。
彼の修験道は本来極東に最適化された魔術だが、先祖が西洋の魔術に傾倒していたため、魔術刻印なども保持している。魔術師にあるまじき気持ちの良い好青年なのだが、剥離城アドラでどのような運命を辿ったかは作中の通り。
そのまま退場するかと思われたが、冠位決議編で華麗なる復活。眼帯の下の魔眼に、精霊根の義腕までつけて、無駄に高まる主人公力。かつての剥離城アドラの魔術を受け継ぎ、亡き友人であるハイネの妹、ロザリンドの世話まで見ているわけで、執筆中の著者は「お前本当にいいやつだな。ゴメンなこんな目にあわせて」と、しばしば謝っていたものである。
事件簿終了後は、ロザリンドを助けるため、さまざまな魔術組織と渡り合ってるというが、これはまた別の物語。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material: ロード・エルメロイⅡ世の事件簿用語辞典