イルミア

グレイの故郷のシスター。
というのは隠れ蓑で、実際は聖堂教会の武闘派。
枢機卿の隠し子という表沙汰にはできない立ち位置のため、聖堂教会へ送られたわけだが、本人はそういう経歴をまったく苦にしていない。むしろ、主の意に沿わぬものどもを躊躇なく懲罰できる今の立場を百パーセント享受している。
聖堂教会でも、守旧派では典型的な思想であり、フェルナンド司祭とは何かと対立していたが、個人としてはそこそこ好感を持っていた。
代行者の装備・灰錠で暴れまくる、ハードパンチャー。わりと世界を狙える拳だが足も平気で出る。
海外ドラマにいそうな、そばかすと少し厚めの唇が、作者的にお気に入り。なお、フェルナンド司祭が指摘した偏愛は、わりとそのまんまで、ライネスのような生意気そうな少女が、彼女のストライクなのだった。

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