カウレス・フォルヴェッジ

『Fate/Apocrypha』から出張してきた少年魔術師。もちろん、アポクリファとは世界が違うため、各種設定は異なっている。
天才だった姉フィオレとは異なり、基本的には凡才。
とはいえ、エルメロイII世が見出した、電気魔術の資質は本物である。元来フォルヴェッジ家は低級霊の召喚などを得意としていた家系なのだが、しばしカウレスの訓練を見た後、II世は「君の性質にそれはそぐわない」と断じたのだった。とりわけ原始電池との相性は抜群で、魔眼蒐集列車編で使った『絞首刑の雷』は学習をはじめて一ヶ月足らずとは到底思えぬ威力であった。
なお、エルメロイII世が彼に見出すならどんな魔術だろうと作者が考えていたところ、「そんなの電気魔術しかないですよ!」とアドバイスをくれたのが成田良悟。もちろん、アポクリファでカウレスが使役していたサーヴァント・フランからの発想である。『絞首刑の雷』も、フランの宝具『磔刑の雷樹』にあやかったもの。カウレスは違う世界のことなど意識してるはずもないが、それでも何がしかの縁はあると……それが蜘蛛の糸よりも細い縁だとしても、何がしかがあればいいなと、作者が思ったためである。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material: ロード・エルメロイⅡ世の事件簿用語辞典