『汝、宙を裂く雷霆』(ネガ・ケラウノス)

若瓏(ルォロン)の切り札。
簒奪せし赤と黒の雷霆。つまりはゼウスサンダー・テュフォンバージョン。
太祖竜テュフォンが、ゼウスの設計図をハックして、新たに作り上げた破壊機構。仕様上、ゼウスが制限していたところまでしか出力は出ないが、むしろテュフォンとしては好都合だった。
出力が制限されているとはいえ、若瓏(ルォロン)がこれを使うことは限りなく自滅に等しい。ほぼ全ての魔力と魔術回路を動員して、やっと成せる必殺技。
外殻『灰燼灼鎧(ブレイズ・オブ・エトナ)』の半分を主砲へと変換。炎と風の元素をもって、反転した魔力を帯びた荷電粒子を誘導。赤と黒の入り混じった稲妻が、一気に対象に向けて放出する。

TYPE-MOON BOOKS material: ロード・エルメロイⅡ世の冒険用語集