ノーリッジ

現代魔術科の別称。
もしくは、時計塔の有名な『足長おじさん』の家系。
代々やたらと金運がよく、これと目をつけた相手を養子にする伝統があるため、時計塔のあちこちに、ノーリッジの名前を持つ者がいる。かつては化野菱理やハートレスもそのひとりだったのだが、のちに縁組を破棄している。両者ともそれでノーリッジと揉めてないのは、「去る者は追わず」を徹底しているためだ。
現代魔術科がこの名前で呼ばれるのは、十二科のひとつとして現代魔術科が成立した際、ノーリッジが強く後押ししたためである。
現ノーリッジ当主はエルメロイII世を目にかけているのだが、政治的な問題でややこしくなりそうなので、むしろライネスが近づけないようにしている。このあたりの政治感覚は兄に期待できないと諦めている義妹なのであった。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material: ロード・エルメロイⅡ世の事件簿用語辞典