双貌塔イゼルマのメイン。「絵にもできない美しさ」などとしれっと書いて、イラストのみねぢさんも漫画の東冬さんも困らせ続ける筆頭。つくったのは誰だ?僕だ。
あらゆる極限は根源へと通じる、という思想から生まれた至高の美。
ただし、これは「根源に至るための美」なので、たとえば美の女神などとはまったく違う方向性だ。すべての可能性を内包した至高の美が、本当に人間の基準で美しいものなのか……という問題も含めて、その答えは彼女たちを実際に観た者の中にしか存在しない。
余談だが、黄金姫・白銀姫の術式は本来女と女ではなく、陽と陰---つまり男と女でセットにする方が正しい。そうなっていないのは、魔術そのものが月や陰の属性を含むため、最初から陰に偏ることを念頭においてバランスをとらされているのだ。