ありす

本名不明。
自分から聖杯戦争に参加したのではなく、いつのまにか参加していたマスター。三回戦の対戦相手。
八歳ほどの可愛らしい少女の姿をしており、性格もその外見通り、無邪気でか弱い。
SE.RA.PHから膨大な魔力を組み上げるスキルを持つものの、魔術師としての生存力は主人公以下。
今まで『自分より強いもの』と戦ってきた主人公は、ここにきて『自分より弱く、好意を向けてくるもの』と戦う事になる。
その正体は電脳空間を彷裡うネットゴースト。
ありすの肉体はとうに無い。
少女は夢見るようにしSE.RA.PHを渡り歩き、新しい遊び場に辿り着く。
“知らない人たちがいっぱいあつまって、たのしそうだったから”
長くひとりぼっちで遊んでいた少女は、寂しさから生存競争に参加した。
その内容の残酷さも、相手の命を奪うという事の重さも理解できぬまま。



生前の国籍はイギリス。
第二次大戦末期、空襲によって重傷を負い余命幾ばくかの体になったのだが、少女に魔術回路がある事が判明し、以後は研究のために素体として延命させられた。
数年に続く痛みの末、少女の肉体はようやく死を迎えた。だが精神は繋げられたネットに残り続け、電脳魔として生き続けた。
少女は痛みしかなかった現実から逃げて、電脳空間という“夢の世界”を漂う事になったのだ。
彼女はネットワークを渡り歩くうちにムーンセルに辿り着き、そこで唯一のお友達・キャスターと契約。
マスターでありながら聖杯戦争に参加しない魔術師としてSE.RA.PHを眺めていたが、たまたま自分と似たマスターを見つけてしまい、彼/彼女とお話をするために本選会場まで移動してしまう。
……しかし、本選に入れば彼女もマスターの一人として戦わざるをえない。
こうして、現実から追い出された少女は電脳空間でも同じ争いに巻きこまれた。
幼いありすには殺し合いの意味も、生存競争の残酷さも分からない。
ただ漠然と、現実から逃げてきた悲しい記憶を忘れたくて、誰かと遊びたかっただけだったのに。

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