セイバー

剣士の英霊。魔力を除いた能力値が水準以上でなければ該当しないサーヴァントタイプ。
本編の正ヒロイン。
衛宮士郎と契約し、聖杯戦争を戦い抜いていく少女騎士。
実直かっとことん真面目な性格で、少女らしさを騎 士としての誇りで覆っている。
が、一皮剥けば年相応の少女らしい一面を見せる。
拗ねると中々許してくれなかったり、勝負事には熱中するあまり周りが見えなくなったり、美味しいものが大好きという元気溌刺さeたったり、好きな相手の前では失敗したくない臆病さがあったり、実に気難しいヒロインである、うむ。
正体はアーサー王。
性別を男と偽って王を続け、祖国に平和を取り戻し た後、内乱によって命を落とす運命を持っている。
「Fate」本編でのアーサー王の扱いは史実と伝 説を融合したもので、彼女が王になる前の名をアルトリアとしている。
性別を偽つての王宮生活は気苦労の連続であったろう。
なかでも図ったのが世継ぎの問題だが、マーリンの魔術で事なきを得られたそうだ。
本編での、「殿方の喜ばせ方は知っています」という台詞は、実経験から来たものだったり。
選定の剣を抜いた時から年をとっておらず、肉体年齢的には土郎より一才ほど下だとか。
また、アーサー王はブリテンを守る赤い竜である。
父王ウーサー・ベンドラゴンはマーリンの計らいで竜の因子を持った後継者を作り、アルトリアは人でありながら竜そのものの魔力を帯びるに至った。
魔術回路を必要とせず、ただ血液を巡らせ息をするだけで魔力を生成するアルトリアは、魔術師たちとは次元の違う「魔術炉心」と言えるeたろう。
————「Fate」は元々彼女の物語である。
聖杯とアーサー王を巡る物語が初期段階における「Fate」のメインテーマであり、それは今も変わっていない。
聖杯戦争を駆け抜けた少女騎士。
その果てに見た夢は、彼女の一生に相応しいものだったと信じたい。

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Fate/side material: Fate用語辞典
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FateをFateたらしめるシンボル的存在。ただしZeroにおいてはヒロインに非ず。まだ王様としての殻に罅が入ってない彼女の在り方はむしろヒーローのそれである。
放置プレイに触手プレイ、ストーカー被害、視姦され、酔っぱらいに説教され、名誉毀損され、あげく闇討ちを仕掛けてきた不埒者が朋友のはずの腹心だったと判明するなど、もはやZeroは彼女の受難エピソードだけで構成されていると言っても過言ではない。だがそれもこれも、すべては一○年後に士郎の、ご飯を美味しく食べてもらうためなのだと――いつも無言で執筆を見守ってくれるセイバーメイドVerフィギアに、そう詫び倒しながら書き進める毎日でした。もしあれが私服Verだったら間違いなく挫折してたね俺。店頭で見かけた時ですら、「俺ァこんな可憐な少女を虐め倒しているのかッ!」と自らの醜さに膝を折りそうになった程である。
スーツは当初、なんとなくタキシードを想定していたのだが、いざ絵に描いてもらうと男装っぽい男装にならず、現行のオーソドックスなダークスーツに落ち着いた。よくよく考えてみれば、地方都市のひなびた夜をパーティドレスでうろつき歩くなんてのは羞恥プレイも甚だしいわけで、正解であったと思う。

Fate/Zero material: Fate/Zero用語辞典
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主人公と契約するメインサーヴァントのひとり。
鮮やかな赤色のドレスに身を包んだ、自称・男装の少女剣士。他のセイバーと混同しないよう『赤セイバー』と呼ばれる事が多い。
一人称は『余』。あるいは『この身』。彼女が「私」と口にする時は皇帝でなくなった時だけである。
主人公の呼び方は、
契約者として身を預ける時は『奏者』。
いっさいの私情を挟まず、ただ剣に徹しなくてはならない時は『マスター』。
ひとりの乙女として接する時は『そなた』。
ちなみに、聖杯戦争中セイバーが『そなた』と呼びかけるのは主人公だけ。

自らを万能の天才と称し、たいていの事は(ムリヤリ)実現化させるワガママ皇帝。
尊大な態度、自信満々な発言から暴君と勘違いされがちだが、基本的にあらゆる者の在り方を“それはそれで良し”と認め、拒絶しない性格。
彼女が見定めるものは社会的な善悪ではなく、人間的な美しさの在り方が基準となる。
演劇、歌、絵画、彫刻、と芸術に理解があり、ことあるごとに作品を作っては
「これはどうだ?良いであろう?で、出来は少々マニアックかも知れぬが、ちゃんと良いであろう?」
と涙目で評価を求めてくるかまってちゃん。
本来ならセイバーのクラスにはパラメーターが届かないのだが、そこはそれ、皇帝特権でなんとかした。正しくは指揮官系のサーヴァント。

サーヴァントとしての主張、望みはない。
なぜなら彼女はそこにあるだけで完壁だからだ。
少なくともセイバー本人は
「余は、余として思い、語り、眠るだけで完全なのだ。いかな時代であれこの身がある事。それ自体が、ローマの威光を現している」と語る。
すでに完壁だから、これ以上求めるものがない。
ただ自分が自分ごしてある事が最高の褒美なのだ、と達観している。
このように、自分の中に絶対のもの……信念、価値観……があるので、たいていの出来事には反発しない。
セイバーにとって譲れないものは“自分が、自分らしく振る舞えない事”である。
唯我独尊なセイバーがサーヴァントとして使われる事に納得しているのは、サーヴァント自身が“最強を証明するもの”として契約するものだから。

「ん?自分が最高である事を証明するのであろう?
その在り方なら文句はない。余は余に恥じない戦いをするだけのこと。乱暴な話、余の契約者がカエルであっても、カエルとともに戦い、自らを恥じる事なく勝者たり得るのであれば、それは余にとっての誉れになろう」

という、すごいポジティブシンキング。
そんな赤セイバーなので、未熟な主人公を叱る事はあまりない。不甲斐ない、弱々しい、呆れかえる、と感想はこぼすものの、心底から見下しはしない。
“弱々しい”等は、彼女にとってホントに素直な評価にすぎないのである。
なので、主人公がマスターとして成長し、信頼を深めるとより強い、まっすぐな好意を抱くようになる。
「ええい、もう少し余にかまえっ!
そなたの契約者は余だぞ、余を一番に扱うがよい!」
かまってもらいたくて仕方のない、ワンコ皇帝の爆誕である。

しかし、彼女を召喚するマスターはまずいない。
彼女の真名はある宗教観では大悪にあたり、彼女の人生の結末も悲惨なものだった。
セイバーは皇帝であると同時に、自分を天才と疑わない廿耳術家で、彼女にとって絶対の正義とは“美しくあること”のみ。
味方であれ、敵であれ、市民であれ、自分であれ、この定義から外れたものを彼女が愛する事はない。
それは契約者であるマスターも同じ事。彼女は決して、醜いものには従わない。
そんな『美』などという主観を判断基準にする兵器を運営したがる魔術師はいないだろう。この英霊との契約は、あまりにもリスクが大きすぎるのだ。

「……まあ、それも当然よな。
魔術師とは聡明で、かつ計算高いものよ。
余を信頼し、命を預ける馬鹿者である筈がない」

などと、英霊の座でアンニュイに過ごしていたセイバー。
寂しがり屋だが、それ以上に誇り高い彼女は自分の安売りはせず、自身と同格の天才としか契約する気はなかったのである。
そうして、何度目かの予選の終わり。
今回も自分を呼ぶ者はいなかったな、と選定の場を離れようとした時、彼女は小さな声を聞いた。
振り返れば、そこには瀕死でありながらも立ち上がろうとする、名も知らぬ何者かの姿があった。
強くはない。
選ばれた才もない。
そもそも一人前の魔術師ですらない。
けれど───暗中の星のようにきらめく、決して消えない種火を見た。
瞬間、彼女は駆けだしていた。
胸にあるのは伏した何者かへの情(なさけ)ではなく、そびえる天への怒りだった。
彼女とて英雄として没した者。
祈りは届かず、弱者は弱者のまま消え去るのが世の常だと知っている。
知っているからこそ我慢は出来なかった。
あれほどの想いを聞き届けなくて何が天か。
あの者は死中においてさえ、『もういい』ではなく「まだ戦う』と抗っている。

「その純粋な願いに応えぬというのなら、もはや天運などどうでもよい!あの気高い魂の叫びに、余が応えずして何とする───!」

セイバーはマスターによる召喚ではなく、自らの意思で選定の場に舞い降りた。
あれほど嫌がっていた自分の安売りに頭痛を覚えつつも、彼女は名も無い人間に語りかける。

「応えよ───そなたが余の奏者[マスター]か?」

CCCでは白い花嫁衣装で登場。
セイバーブライド、嫁セイバー、といった愛称がつけられている。アポクリに赤いセイバーさんも出てきた事だし、そろそろEXTRAとCCC共通の愛称を考えたい。丹下セイバー……だめか。だめだな。
CCCにおけるライバルは赤ランサー。
アイドルとして切磋琢磨しあう関係になってほしい。どん引きの経歴を持つ者同士、いろいろなところで悩みを共有できる関係になりそうだし。
また、『着替え・水着』をゲットした時のボイスは必聴。丹下セイバーのハートキャッチカのMAXが、あそこにある。

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Fate/EXTRA Material: Fate/EXTRA用語辞典